<8月>

「問題の全くない学校(2)」

この記事を読んでたった一人でも習う人がいれば十分かなと思い書きます。

その人が学校を経営していれば、もしかしたら実現できるかもしれないからです、日本でも。

アメリカはなんだかんだ言っても自由の国で、悪いもの拡がるけど、良いものも拡がるみたいですね、、、

精神的な面でもアメリカは格差社会なんですね、、たぶん。

とんでもなく調和した人と、不調和な人がいるような。

 

 

以下は雑誌UTOPIAからの6月号からの続きです。

 

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ハリウッドの著名な映画監督であるデイヴィッド・リンチ監督は、36年前に超越瞑想を学び、以来一日も欠かさず瞑想を行ってきたと語っています。

「超越瞑想に興味を持ったきっかけは『真の幸福は内側にある』という言葉を聞いたときです。そこに真実の響きを感じました。そして私は、この内なる幸福を、瞑想を学んだ最初の日に体験したのです。私は座って、目を閉じて、瞑想を始めました。すると、突然エレベーターのケーブルが切られたように、ドーン!と、至福の中へと入っていったのです。それは、まさに私が望んでいた体験でした。内側に潜る時、そこには真の幸福があります。そして、これまで、自分を傷つけていた、怒り、憂鬱、悲しみ、恐れ、不安といった否定的な感情が薄らいでいきます。瞑想は『しなければならない』というものではありません。私たちは毎日瞑想したくなるのです。」

 

デイヴィッド・リンチ監督は、すべての子供たちがこの内なる幸福を体験し、怒りや不安から解放されるように、超越瞑想の学校導入を支援する教育財団を設立しました。そして、この2〜3年、同財団の支援によって超越瞑想を導入する学校が増え始め、現在アメリカだけでも百校以上の学校が、超越瞑想の導入を希望し、経済的支援の申請を行っています。

こうした学校の要望に応えるために、今年一月デイヴィッド・リンチ監督は100万人の学生に超越瞑想を教えるための世界的なキャンペーンを開始しました。ニューヨークにある世界最大の音楽ホールでチャリティーコンサートを行い、集まった資金で世界中の学校に超越瞑想を導入しようという大規模なキャンペーンです。

そして、彼は瞑想しているミュージシャンたちに連絡を取り始め、コンサートへの参加を呼びかけました。それに賛同したのが、元ビートルズのポール・マッカートニーです。ビートルズは1968年に超越瞑想を学び、そのニュースは全世界にセンセーションを巻き起こして、数百万人もの人々が超越瞑想を始めるきっかけとなりました。

ビートルズの他にも、ビーチボーイズ、ドノヴァン、ポール・ホーンなど多くのミュージシャンが同じころに超越瞑想を学びその体験を音楽や詩に表現して、人々に深い感銘を与えてきました。あれから、40年たった今、彼らは再び立ち上がり、歌を通じて次の世界の若者たちに超越瞑想を伝えるためのコンサートに参加したのです。

ポールマッカートニーは次のようにコメントしています。

 

「僕は40年間、超越瞑想を続けてきた。狂乱のただ中にあって、瞑想のおかげで落ち着いた時間を持つことができたんだ。あまり静かとはいえない今日の世界で、子供たちが瞑想によって心の静けさを得てくれたらと思う」

 

4月に行われたニューヨークのコンサートは大成功を収め、それを機に、世界中で超越瞑想を教育に導入しようという動きが始まっています。そして、日本でも、冒頭で紹介したマハリシ・スクールの校長アシュレイ・ディーンズ博士を招き、問題のない教育を実現するための教育会議が開催されることとなりました。

多くの人々が教育の問題を指摘し、批判することに時間を費やしていますが、そのほとんどが実際的な解決策を何も提示していません。人々が求めているのは実際的な解決策です。

 

 

2009.08.06